青天の霹靂 米日記

マタギなんばん漬と青天の霹靂

桜前線は、東北新幹線はやぶさのごとくアッという間に青森までやってきて、何ということでしょうか、大型連休を待たずに、桜は見事に散ってしまいました。もうちょっと青森にとどまってほしかったなぁ。

さて、私が選んだ今回の「青天の霹靂」のお供は、コレ。 弘前市の岩木屋さんの「マタギなんばん漬」です。

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マタギは、主に山で狩猟を行う方々。青森にも、白神山地や下北半島などで活動するマタギがいました。そのマタギの保存食の一つが、ナメコやマイタケなどのキノコに海の幸を加えたものだったそうで、それを再現し、弘前在来のトウガラシ「清水森ナンバ」を加えてちょっとピリ辛に仕上げたのが「マタギなんばん漬」です。

ナメコ、マイタケに清水森ナンバ。こ、これは・・・私の好物オンパレードではありませんか! 聞いただけでもヨダレが止まらない感じです。このままでも十分に美味しいと思いますが、さらに「青天の霹靂」と絡めれば、果たして箸を止めることができるのでしょうか?

今日の「青天の霹靂」も、もちろん土鍋で炊きます。30分浸水させ、ガスコンロのスイッチオン! 10分ほどで沸騰して吹き出す湯気の香りが、ごはんのおいしさを漂わせてたまらないんです。

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炊きあがり! 今日もいい艶です。以前炊いたときも思ったのですが、炊きあがりのごはんの量、すごく増えている感じです。何だかトクした気分。ふっくらとして、粒のひとつひとつの主張がすごいんです、この「青天の霹靂」は。・・・あぁ、お腹の虫の主張も激しくなる一方です。

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ごはんをお茶碗に盛って、「マタギなんばん漬」を乗せます。あ~、写真を撮らなければならない・・・。このお預け状態は、結構苦痛です(笑)。試しに、なんばん漬だけを食べてみましたが、キノコと昆布のうま味、そして清水森ナンバの辛みがちょうどいい具合に絡み合い、冷や奴の上にのせてお酒のつまみというもの最高だと思います。

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では、ごはんと一緒に口に含んで・・・、く~っ、まず、なんばん漬のピリッとした辛さがくるのですが、「青天の霹靂」のほのかな甘さと絡み合ってきて、こりゃたまりません。今、このブログを書いているだけでお腹が鳴きそうです。

そもそも、ごはんのお供として評判の「マタギなんばん漬」です。美味しくないわけありませんが、「青天の霹靂」とのマッチングは、かなりレベル高しです。

ふと見ると、海苔があったので、ちょっと海苔巻きにもしてみました。

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え~っと、写真のとおり、料理は得意でありません。形は大変よろしくありませんが、ご勘弁のほどを・・・。でも、味にはまったく問題ありません。海苔の風味が加わり、とってもいい具合。弁当としてもいけるのではないかな、と、普段は弁当など作らないくせに、空想(妄想?)のみが先行する私です。

そういえば、以前掲載したながいものとろろ飯にこの「マタギなんばん漬」を加えれば、これもイケそうな感じです! 秋の新米がデビューしたら、試してみようっと。

ハッピーハンド